職人が作る抜群のフィット感

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天気の良い日には、レペットを履いて
=東京都内で
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よく目にするのは「レペット」。フランスのバレエシューズメーカーだ。トウ・シューズと同じ作りの「街履き」を手がけて60年近く。女優ブリジット・バルドーが愛用していたことでも知られ、「憧(あこが)れの一足」としてのイメージも抱かせる。
シンプルなデザインを彩るのはヤギ皮や牛革、サテン、エナメルなどの素材と、黒白から金銀までの色。価格は2〜3万円台が中心だ。
日本に広まりだしたのは3年ほど前。徐々にファンを増やしている。輸入代理店の「エフイーエヌ」によると、昨年の輸入量は当時の約4倍にもなったという。
見た目の可愛さだけではない。足へのフィット感もリピーターが増えている要因の一つ。秘密はフランスの工場にあるという。バレリーナが履く靴に大切なのは、いかに足になじみ、床の感覚をとらえられるか。その感触を生み出し、街履きにも踏襲しているのが、高度な職人技「縫った後にひっくり返す製法」だ。
足の甲を包む素材の表裏を逆にして靴底の側面に縫いつけ、ひっくり返して中敷きを入れ、形を整える。内にも外にも縫い糸が出ないために「ごろつき感」がなく、これが絶妙の一体感をつくる。そしてヒールの高い靴にはない安定感としなやかさ、清楚(せいそ)さ……。
先ごろ、東京・新宿タカシマヤでレペットフェアが催された。今年の春・夏モデルを中心に60足が並び、ラメ素材やパステルカラーなどに注目が集まった。
靴ジャーナリスト30年の大谷知子さんは「洋服のカジュアル志向の中、靴も素足感覚が受けている」と分析。薄手素材の春・夏服とも合わせやすい、と話している。
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(右)表裏を逆にして特殊ミシンで縫う
(左)縫い上がり後。一足に50人以上の職人が携わるという=いずれもフランスの工場で
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