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2006.4.26(水)更新  特集/GWは空で遊ぼう


 大空を飛びたい。いつの時代も変わらず人々が追い続けた夢。技術が進み、どんなに優れた飛行機が現れても、やはり風を感じられてこそ。ゴールデンウイーク(GW)は、郊外で空を独り占めしてみませんか?鳥のように。

パラグライダー

風を感じて空中散歩

ブランコに揺られる感覚でゆったり空を満喫
子どもだって体験できる
 運動能力に自信のない人も、パラグライダーなら大丈夫。体重が40キロ以上あれば、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツだ。5月は上昇気流で高く飛べる絶好の季節。茨城県石岡市のパラグライダースクール「エアパーク・クー」で挑戦してみた。
 初心者にお勧めなのが、「チャレンジ&タンデムコース」(1万2000円)。まずは、なだらかな傾斜の専用練習場で浮遊体験をする。数歩走っただけでパラグライダーに風が入り、体がグッと後ろに引っ張られそうになる。そう思った瞬間、足が地面から離れてフワッと空中散歩を体験!インストラクターが両脇から支えてくれているので、どこかへ飛んでいってしまう心配はない。
 次は、いよいよフライトだ。インストラクターとの2人乗りで、東京タワーよりも高い500メートルの山頂から飛び立つ。「走って」の合図で5歩ほど進むと、体はあっという間に空中へ。目の前にあるのは大空だけ。足元には何もなく、ブランコに乗ったような感覚に似ている。飛び立つ前の緊張感はすでになく、風を感じながら、筑波山や霞ケ浦をゆったり眺められて、気持ちがいい。リクエストすると、左右にぐるぐる回転するアクロバティックな体験もできる。
 鳥の目線で自然にふれあえるスポーツ。挑戦してみては。


 体験したのはココ
 茨城県石岡市上曽の「エアパーク・クー」(TEL0299・44・1408、石岡駅からバス)。前日までに予約を。悪天候でフライトできない場合は、事前に知らせてくれる。
 そのほか各地の情報は、日本パラグライダー協会(http://www.jpa-pg.jp)。



熱気球

胸も気球も大きく膨らむ

気球が一斉に飛び立つ様子は幻想的
係留体験をする子どもたち
 気軽に乗るなら、地面からロープで浮かぶ熱気球の係留飛行。4月初旬の3日間、栃木県藤岡町の渡良瀬遊水地で開かれた「熱気球ジャパンホンダグランプリ第1戦・渡良瀬バルーンレース」には、体験を待つ家族連れが集まった。
 熱気球は大きいもので直径約20メートル。7階建てのビルに相当するという大きな風船を見ると、自分の胸まで膨らんでいく。はるか上空を飛んでいても分かる色鮮やかなデザインが、心躍らせる。
 レースは、いかに風を読み正確にゴールにたどり着くかを競う。翼もかじもない。LPガスを燃焼させてバーナーから作り出す温かい空気が「エンジン」だ。バーナーの熱気で上下移動するが、左右に自力移動はできない。高度で異なる風向きを使い分け、目的地をめざす。まさに「風任せ」の乗り物だ。
 「温かい空気は冷たい空気より軽い」という自然の原理と、風の力を借りて飛ぶ熱気球。それだけに、雨や雪が降ったとき、視界が悪いときや強風のときには飛ぶことができない。同レースも3日間のうち、1日は飛べなかった。
 5月3日からは長野県佐久市でバルーンフェスティバルがある。約40基が空を飛ぶ姿が楽しめるほか、天候に恵まれれば係留も楽しめる。ゆっくり、おおらかに、風と戯れたい。
 数百年も前から空へのあこがれを抱いていた人類が、初めて手に入れた空飛ぶ乗り物が「熱気球」。フランスで有人飛行が成功したのは1783年。ライト兄弟による「飛行機」の登場より120年も前のこと。


 佐久バルーンフェスティバル
 5月3日(水・祝)〜5日(金・祝)、長野県佐久市の千曲川スポーツ交流広場(佐久平駅からシャトルバス運行)。3日と4日(木)(祝)、そば打ち体験、Hondaバイクトライアルデモンストレーションのほか、4日の夜には、夜間係留もある。問い合わせは事務局(0267・62・2111)。


(2006年4月26日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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