懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2006.5.24(水)更新  特集/この季節 楽しく 梅酒
 

 スーパーの店頭に、初夏の香り・青梅が並ぶころ。5月末から6月は「梅酒」を仕込む季節だ。ここ数年、梅酒人気は急上昇。全国の味を楽しめる専門店も登場している。お母さん、おばあちゃんの味を、今年はわが家で再現したい。
旬の食材と、時間をかけて
「わが家の味」を作ろう
 毎年たくさんの保存食を作る脇雅世さん=東京都内の料理教室で。

 「楽しくてしようがない」。料理研究家・脇雅世さんの視線の先には、たくさんの保存食の瓶。料理教室で教える合間にも、毎年5月の終わりには青梅を使った梅酒や梅干し、ジャム、シロップなどを自宅用に作る。これが暮らしに季節の風を吹き込んでくれる。

 脇さんの頭の中には「保存食カレンダー」がある。梅やイチゴが出回る時期は「わくわく、どきどき」。旬の食材は栄養価も高く、保存食にすることで、年中楽しめるのが魅力だ。梅シロップなどはクエン酸が豊富で、夏の疲労回復にはもってこいの飲み物だ。

 「梅酒のいいところは、日数がたたないと飲めないこと」と脇さん。季節を問わずになんでも食べられる時代だが、「時間だけが作れる味があるんです」。  1キロの梅があったら、半分を梅酒に、もう半分で梅シロップや梅しょうゆを作るのが、脇さんのおすすめ。大きな瓶がなかったら、小さな器に小分けにしてもいい。食べきれない果物も、果実酒やジャムにして楽しめる。

 初心者にはノートを付けることもすすめている。分量などを正確に書いておき、飲んだら感想も書き込む。その繰り返しが「わが家の味」を作るのだという。  脇さんには娘が3人いる。でも特別に料理を教えたりはしない。「おいしい物を知っていれば、作り方を知りたいと思ってくれるはず。旬の食材の大切さも」。数年前から、脇さん自身も母親からたくわん作りを習っている。数々の保存食と同様に、それも「無くしたくない大切な味」だからだ。

【材料】
青梅1キロ(写真右上は約500グラム。南高梅)、氷砂糖300〜500グラム 焼酎(ホワイトリカーなど)1.8リットル。

【作り方】
(1)青梅は洗って水気をとる。なり口(へた)を取り除く=同右下
(2)竹串で梅を数カ所突く。
(3)瓶に梅と氷砂糖、焼酎を入れる=同左
(4)ふたをして日の当たらない涼しい場所に置く。約半年で飲み始められる。1年ほどで梅は取り出す。

※容器は熱湯を回しかけて、水気をよくとってから使用する。時々、ふたを開けて様子を見ること。
協力 和歌山県JAみなべいなみ

  飲み方さまざま カクテルでも  チョーヤ梅酒企画課・森田英幸さん

 居酒屋などで梅酒が豊富に取りそろえられるようになったのは、3年ほど前から。焼酎ブームの延長とも言われるが、口当たりがよく、お酒が苦手な人も楽しめるのが人気の理由でしょう。自宅では作るのが難しい「黒糖梅酒」など素材にこだわったものや、ブランデーベースの高級品「エクセレント」の売れ行きが、以前に比べて伸びてきている。

 これまで、台所の隅や押し入れに置き去りになってきた梅酒が表舞台に出るのは喜ばしいこと。しかし、かつては保存食や家庭薬として作られてきた歴史あるお酒として基本を忠実に受け継いでいきたい。

 これからの季節はオンザロックがおすすめ。お酒が苦手な人は5対5の水割り、甘さが苦手な人は少量のジンを入れるとドライな味わいになる。100%果汁のオレンジジュース、ジンジャーエールなどとも相性がよく、カクテルにしても楽しめる。

 
 個性的な店で飲みたい 

プラムガーデン「梅椿」神宮前店   プラムガーデン「梅椿」神宮前店

 100種以上ある梅酒は、焼酎ベースのほかに日本酒、ブランデー、みりん、泡盛、ワインと幅広い=写真。少しくせのある「甘酒仕込み」は同店ならでは。人気は、ブランデーと蜂蜜を使った「百年梅酒」(800円)と、梅を多く使って酸味を引き出した「鶴梅――すっぱい」(750円)。ホームページ(http://www.cafs.jp)でも、メニュー外の限定品などを紹介している。

 東京都渋谷区神宮前4丁目(明治神宮前駅、TEL03・5785・0685)。午後5時〜11時半((金)(土)、(祝)の前日は翌午前4時まで)。


割烹(かっぽう)久田   割烹(かっぽう)久田

 店主の久田雅隆さんが作る梅酒と梅ジュース=写真=が味わえる。「自分で作ったものを食べてほしい」と、開店当時からメニューに載せている。梅は小田原産か青梅産。店に出すのは「3年もの」だ。ジュースも同様で、年末から一般販売(500ミリリットル3000円、水などで4倍程度に薄めて飲む)。手書きしたラベルの「梅」の文字が愛らしい。

 東京都港区南麻布4丁目(広尾駅、TEL03・3444・9130)。午前11時半〜午後1時半、午後6時〜10時、(月)休み。できれば予約を。

 ◆ 摘みとる楽しみも

 埼玉県鳩山町の森田農園(TEL0492・96・3688、FAX050・1415・3688)では、今年収穫の白加賀梅のオーナーを募集している。収穫量の最低保証は20キロ。収穫期は6月中旬だが、天候不良などで収穫できない場合は返金される。1本1万円。先着50本。
 梅酒用か梅干し用かを選び、郵便番号、住所、氏名、電話番号、Eメールアドレス、希望本数を記し、ファクスで申し込む。6月10日締め切り。5キロから販売・発送も行っている。



(2006年5月24日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
特集 目次 ヘ      この季節 楽しく 梅酒 TOPヘ   

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 朝日マリオン・コムとは | 姉妹メディア | 会員規約 | 個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2006 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.