タキイ種苗が、春から夏にかけてまける3種の百日草(ジニア)の種をセットで5人に。
ジニアは一年草の草花です。一年草とは、種を蒔いてから1年以内に花が咲き、枯れる植物のことをさします。ジニアは別名「百日草(ひゃくにちそう)」とも呼ばれ、その由来には諸説ありますが、花の開花期間が長く100日は保つ、という意味からついた名前だといいます。
高い温度と乾燥、そして強い日差しを好むため夏の花壇材料にぴったり。春以降に種を蒔くと60日ほどで開花します。
原産地はメキシコで、当初は花弁も一重の花だったといわれています。突然変異や品種改良により今ではたくさんの種類があります。
セット内容は下記の3種。
(価格は2024年4月現在のもの)
1)百日草(ジニア)・F1レッド サン 1袋(約50粒) 330円(税込)
「ダリア咲き」と呼ばれる形で、ダリアのように丸く大きく咲く。
花弁の重なりが美しく、緋紅色のジニア。
1978年「All -America Selections」花部門 受賞。
▼商品ページ
https://shop.takii.co.jp/products/detail/FZN651
2)百日草(ジニア)・F1サンシャイン 混合 1袋(約40粒) 220円(税込)
赤、ピンク、黄色などさまざまな色の混合。
▼商品ページ
https://shop.takii.co.jp/products/detail/FZN652
3)百日草(ジニア)・ダリア咲き混合 1袋(約40粒) 165円(税込)
10cmを越える、豪華な大輪ダリア咲きのジニア。
赤、黄、紫、白などさまざまな色の混合。
▼商品ページ
https://shop.takii.co.jp/products/detail/FZN139
今回は、タキイ種苗でジニアのブリーダーをしている前田さんにお話を聞きました。
◆「ブリーダー」とは?
犬や猫などのペットのブリーダーと同じように、花や野菜を交配し改良を重ねて新しい品種を作っていくお仕事。たとえば、より豪華に見えるよう花弁の枚数を増やしたり、より育てやすくしたり……。これからニーズが高くなる形質を予想しながら新たな品種を開発しています。
ひとつの品種の開発にかかる年月は、なんと約10年以上!
10年といっても1年で1作しかできない種類も多く、10回育てて結果を出す厳しさもあります。
元々は麦が専門だったという前田さん。
ジニアの品種改良で特に難しいのは、種を安定して生産することだそう。美しい花にしようとすればするほど、花の「種」を採取することが難しくなるといいます。
反対に、ジニアのブリーダーを担当するなかで面白いのは「変化のしやすさ」だと前田さんは語ります。1757年に発見されて以来、世界中でさまざまな品種改良がされているため「もうやることはないんじゃないか?」と思っても、どんどん新たな品種が作り出されていくところが面白いのだとか。
前田さんをはじめ、たくさんの人の手で大切に作られてきたジニア。ぜひ、ご家庭で育ててみてくださいね。
タキイ種苗
1835(天保6)年創業の大手種苗メーカー。
2000品種にのぼる野菜・草花の新品種を誕生させてきた同社の目標は、「日本の食と農業を元気にする」こと。
▼タキイ種苗公式サイト
https://www.takii.co.jp/
▼タキイ種苗公式ツイッター
https://twitter.com/takiiseed_1835
▼タキイ種苗公式インスタグラム
https://www.instagram.com/tanenotakii_official
5月下旬 発送。