東京国立博物館が、弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」(入館料2300円)をペア5組に。
東京国立博物館 弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」至宝集結。
弘法大師空海(774~835年)によって開かれた真言宗は、さまざまに分派した歴史を持つ。その中で中心的な役割を果たし、今に続く後七日御修法(ごしちにちみしほ)を支えているのが、真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山である。
空海生誕1250年を記念する本展では、十八本山と関係寺院の貴重な名宝が一堂に会する機会となる。空海ゆかりの名宝、密教美術の精華、密教図像の世界、後七日御修法の世界、真言宗各派の名宝、真言宗各派の彫刻と秘仏など、見どころが満載の展覧会。
八十八件の名宝を通じ、空海と真言密教、そして弘法大師信仰の歴史と広がりが体感できるという。
空海生誕1250年記念!
空海ゆかりの名宝や密教美術、密教図像を通して、空海の教えが日本全国に広く浸透し、その教えを守り伝え続けた1200年もの長きにわたる歴史を実感できる展覧会。
真言宗が総力を挙げて開催。
真言宗十八本山および関係寺院が所蔵する国宝15件・重要文化財60件を含む寺宝、八十八件が一堂に会する。
真言宗最高の儀式とも言われる後七日御修法に関わる寺宝も特別に公開。
後七日御修法についてのコーナーを設け、ベールに閉ざされた秘儀を紹介。
真言宗各派の貴重な仏像約40体が集結
なかでも秘仏開帳をテーマに普段は目にすることのできない各地の秘仏9件11体は必見。
真言宗各派
総大本山会(各山会)とは
真言宗の主要な16派の総本山・大本山である18の寺院で構成される。1200年の歴史を持つ後七日御修法を後世に継承することを目的に、昭和33年(1958)に創設。毎年1月8日~14日の7日間にわたって行われる後七日御修法を取り仕切る。後七日御修法の導師役を務める大阿闍梨(だいあじゃり)は、各山会に属する十八本山の管長・山主のなかから選出され、真言宗を代表する役割を担う長者となる。
後七日御修法とは
1月8日~14日までの7日間、京都・教王護国寺[東寺]灌頂院で鎮護国家、五穀豊穣、玉体安穏などを願い、各山会各派の山主らによって営まれる真言宗最高の法会。1月7日まで神事が行われた後の7日間の修法であるため「後七日」の名がある秘儀で、一般には公開さない。承和2年(835)に空海が宮中の真言院で創始して後、南北朝~室町期や明治期の混乱などの一時期を除き1200年におよぶ長い間、毎年続けられてきた。
【第1章】空海と真言密教
弘法大師空海(774–835)は讃岐に生まれ、若い頃から山々で修行を重ね、やがて唐に渡って恵果から密教のすべてを受け継いだ。帰国後は教王護国寺[東寺]を拠点に真言密教を広め、その思想は今も多くの人々に影響を与えている。本章では、空海ゆかりの名宝をはじめ、密教の美しい造形や豊かな図像の世界を紹介する。
空海が日本にもたらした密教の奥深さと、その教えがどのように広がっていったのかを、ゆかりの名宝を通して感じられる内容。空海の精神が息づく真言密教への世界へといざなう。



【第2章】後七日御修法の世界
後七日御修法は、毎年1月8日から7日間にわたって行われる真言宗でもっとも重要な法会。空海が晩年に強く願い、宮中で始まった儀式が今も教王護国寺[東寺]に受け継がれている。天皇の安寧や国の平和を祈るために行われ、現在も厳かな雰囲気のなか、代々の大阿闍梨(だいあじゃり)によって続けられている。
本章では、この秘められた儀式の世界を、ゆかりの仏像や図像を通して紹介。特に、観音供の本尊として伝わる「聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)」や、かつて会場を荘厳した「十二天像」など、普段は目にすることのない名品が特別に登場。長い歴史の中で護り継がれてきた“祈りのかたち”を見ることができる。

【第3章】真言宗各派の名宝
真言宗は、空海の教えを大切に受け継ぎながら、時代とともにさまざま分派してきた。各派に分かれていった理由は複雑だが、空海への深い敬意と、密教を伝える強い思いを共有している。そのつながりの象徴ともいえるのが、後七日御修法を共に担う十八本山からなる真言宗各派総大本山会(各山会)。
本章では、各派の寺院が誇るゆかりの名宝を紹介し、多彩な真言宗の歴史と文化の広がりを伝える。1200年もの歴史のなかで大切に受け継いできた寺宝の数々は、空海の教えが各地に根づき、人々の信仰に支えられてきた証そのものである。各派が育んだ美と信仰の世界を感じられるという。

【第4章】真言宗各派の彫刻と秘仏
本章では、真言宗各派に受け継がれてきた仏像の名品を一堂に紹介する。奈良時代に遡る古仏から、初期密教彫刻の魅力を伝える傑作まで、多彩な彫刻が並ぶ。本章の見どころのひとつが「秘仏」である。厨子や扉の内側で大切に守られ、普段は姿を見ることができない。三重・観菩提寺の十一面観音菩薩立像や、根來寺の興教大師坐像など、貴重な秘仏が本展では特別公開される。長い時間を経てもなお、人々の祈りを受けとめてきた仏像。その静かな存在感を通して、真言宗が大切にしてきた“祈りの美”を感じることができるという。





開催概要
弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」
会期 2026年7月14日(火)~9月6日(日)
休館日 月曜日(ただし、7月20日(月・祝)は開館)、7月21日(火)
開館時間 9時30分~17時00分
*毎週金・土曜日、7月19日(日)は20時まで
*入館は閉館の30分前まで
会場 東京国立博物館 平成館
東京都台東区上野公園13-9
当日券 一般2,300円 大学生1,300円 高校生900円
*中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。
入館の際に、生徒手帳、障がい者手帳等を提示。
事前予約不要。混雑時はお待ちいただく可能性がございます。
*本展チケットで、当日に限り、東博コレクション展(平常展)も鑑賞可。
8月中旬発送。
弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」 チケットサイト
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/tickets.html