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ほくほく味さんぽ

築地<2>場外市場、お気に入りを食べ歩こう

立ち寄りやすい名店がずらり

「松阪牛メンチカツ」。アツアツ、ホクホクで肉汁がジュワ~ッと広がる
「松阪牛メンチカツ」。アツアツ、ホクホクで肉汁がジュワ~ッと広がる
「松阪牛メンチカツ」。アツアツ、ホクホクで肉汁がジュワ~ッと広がる 「品質には自信があります」と、吉澤商店 築地加工センター長の小柳隆雄さん 「まぐろやき」の本マグロ(左)と中トロ(右)はそれぞれ個性的な味 「築地さのきや」の中島紀子さんは、次々と訪れるお客さんへの対応で大忙し ここでしか買えない、できたての「佃權 市場橋工房」築地みやげ 「佃權 市場橋工房」店長の藤木勝則さんは、チャキチャキと軽快な口調も魅力的

 第2回は、築地場外市場のお散歩グルメです。

地図 「場内」と呼ばれる築地市場に隣接した「場外市場」は、厳密にいえば市場に隣接した商店街。ただし雰囲気は場内にとても似ていますし、表通りに面している分、ふらっと立ち寄りやすいというメリットもあります。今回は数ある名店の中から、テークアウトできるおすすめのお店をご紹介します。

 まずは、場外市場中ほどに位置する「吉澤商店 築地加工センター」で人気の「松阪牛メンチカツ」(300円)。その名のとおり厳選された松阪牛をぜいたくに使用しているため、ひとくちかじれば肉のうまみが口いっぱいに広がります。

 続いて、ちょっと変わった築地スイーツを。新大橋通りと晴海通りの交差点近くにある「築地西通り」という路地にある「築地さのきや」の人気商品は、たいやきならぬ「まぐろやき」。北海道十勝産の高級小豆「豊祝」と鬼ザラメを用い、直火銅釜でじっくり炊き上げた小倉あんは、奥行きのある上品な味わい。外側ふんわり、内側ふわふわの「本マグロ」(180円)と、モチモチした食感で、小倉あんにあんずも加えられた「中トロ」(200円)の2種があり、どちらもクセになる味わいです。

 さてさて、最後はお総菜。場外市場に足を運んだら、必ず立ち寄りたいのが新大橋通り沿い、料亭「新喜楽」に横断する信号近くの「佃權 市場橋工房」です。ご存じ「佃權」の直営店で、店内で仕上げられたアツアツのはんぺんや蒲鉾(かまぼこ)、さつま揚げがズラリ。オススメは、人気商品をパックにした「築地みやげ」(900円)。数ある店舗の中でも、ここでしか買えない逸品です。

 今回は、場外をお散歩する際には見逃せない3店舗をご紹介しましたが、もちろん他にも魅力的なお店がたくさん。時間をかけてゆっくり歩いて、自分だけのお気に入りを見つけてみるのもいいかもしれません。

(印南敦史)

■吉澤商店 築地加工センター

東京都中央区築地4-13-15
TEL:03-3541-4656
営業時間:午前6:00~午後1:00
休み:日曜・祝日・市場休市日
URL:http://www.tsukiji.or.jp/modules/shoplist_pro/shop_detail.php?shop_id=230
他にも自家製の焼き豚や豚肉・鶏肉・ハム加工品など、さまざまな肉がズラリ。

■築地さのきや

東京都中央区築地4-11-9
TEL:03-3543-3331
営業時間:午前7:00~午後3:00
休み:日曜・祝日・休市日
URL:http://www.tsukiji.or.jp/modules/shoplist_pro/shop_detail.php?shop_id=463
まぐろやきはじっくりと焼き上げるので、あらかじめ電話やFAXで注文しておくと便利。

■佃權 市場橋工房

東京都中央区築地4-9-11
TEL:03-3546-6871
営業時間:午前6:00~午後2:00
休み:日曜・祝日・休市日
URL:http://www.tsukugon.co.jp/
揚げたての蒲鉾やさつま揚げなどがぎっしり詰まった「築地みやげ」は、数時間を経てもなおアツアツの味を保っている。

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は更新時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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