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ほくほく味さんぽ

中目黒・食材のみずみずしさをふんだんに

フランスパンサンドイッチなど

香ばしいフランスパンと、みずみずしい具材とのバランスが絶妙。すぐに売り切れる理由がわかります
香ばしいフランスパンと、みずみずしい具材とのバランスが絶妙。すぐに売り切れる理由がわかります
香ばしいフランスパンと、みずみずしい具材とのバランスが絶妙。すぐに売り切れる理由がわかります 坂のふもとにこぢんまりとたたずむ、かわいらしいお店です シャポードパイユ、マネージャーの坪内香代子さんは、お店の前を通る人からも次々と声をかけられる地元の人気者 お弁当の内容は、その日の食材に応じて毎日変わるので、毎日通う楽しみも 明るく開放感のあるキッチンに、おいしそうなお総菜がずらり 栄養管理士として厨房(ちゅうぼう)に立つ一方、デリバリーも担当する中目黒食堂KIRARA店長の高橋麻里さん

 おしゃれでおいしいお店が多い中目黒は、落ち着きがありながらも、東急東横線と東京メトロ日比谷線が乗り入れ、山手通りを中心に栄える街です。

地図 まず紹介するお店は、中目黒駅東口から駒沢通りを越えて、山手通り沿い右側を歩くこと10分、目黒警察署前バス停手前の角を右折し、2本目の角をまた右折すると4軒目に見えてくる「シャポードパイユ」。2011年7月に、中野から中目黒へ移転してきたフランスパンサンドイッチのお店です。

 人気の秘密は、手間をかけたおいしさ。15時間発酵させた天然酵母を使ったフランスパンは、外側はパリッと、中はモチッとした食感。また、ハム、ベーコン、マヨネーズなどの具材も自家製です。その根底にあるのは、「手間はかかっても、作れるものは作った方がおいしい」という思い。ちなみに月曜日と火曜日がお休みなのも、仕込みに時間がかかるからなのだとか。

 人気メニューの「自家製ハムとアボカド・トマト」(税込み350円、4月以降は370円)は、コクのあるアボカドとフレッシュなトマト、無添加の自家製ハム、それぞれの持ち味を自家製マヨネーズでまとめた奥行きのある味。地域住民に幅広く利用されているということにも十分納得できます。朝7時から営業しているため、通勤時に買っていくビジネスマンやOLも多いとか。ただし午後1~2時ごろに完売してしまうことも少なくないので、事前予約しておくといいかもしれません。

 さて、中目黒駅に戻りましょう。線路をくぐって山手通りを池尻方向へ進み、一つ目の角を左折。右側の一つ目の路地を入った左手にある、グレーのビルの4階で営業しているのが「中目黒食堂KIRARA」。ご飯、メーン(肉か魚)のおかず、選べるお総菜、スープの4種類で構成される「自分好みの定食」が楽しめるお店です。

 旬の多彩をふんだんに用いた、日替わりのお総菜が魅力。献立はその日ごとに変わり、和風食材に洋風の味つけを施してみるなど、味つけにも細かな工夫が施されています。

 伺った日、お持ち帰り弁当(税込み880円、4月以降は900円)のおかず、スープは、ニンジンとハムのサラダ、タマネギとコーンのオムレツ、レディースサラダとワカメのマリネ、キャベツとゴボウの粒マスタードマリネ、サケのムニエル、アオサとナスのスープというラインナップでした。

 驚いたのは、ひとつひとつの食材の味がきちんと引き出されている点。薄味ながら深みを感じさせる味つけも絶妙で、雑穀米との相性も抜群なのです。昨年11月に5周年を迎え、今年で6年目。今では毎日訪れる常連さんも多いそうですが、なるほど、これなら食べ飽きることはないでしょう。

 フランスパンサンドイッチに自分好みの定食。それぞれタイプは異なりますが、共通しているのは「きちんと手間をかけて作られている」ということ。そして、多くのファンに支えられているところです。

(印南敦史)

■シャポードパイユ

東京都目黒区中目黒4-4-10 1階
TEL:03-6303-0014
営業時間:午前7:00~午後6:00(売り切れ次第閉店)
休み:月曜・火曜
URL:http://www.chapeau-de-paille.com
手間と時間をかけて作られるので、大量注文の場合は2営業日前までに予約しておきましょう。

■中目黒食堂KIRARA

東京都目黒区上目黒3-8-3 4階
TEL:03-3713-6554
営業時間:午後12:00~午後3:00、午後6:00~午後11:00
休み:日曜・祝日
URL:http://kirara.gr.jp
7種類の野菜総菜が楽しめるケータリング(2000円前後)も、ホームパーティーなどに利用価値大。

(おわり)

(2014年3月27日掲載。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は更新時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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