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山田洋次監督最新作『キネマの神様』

志村けんさんの遺志を継ぎ沢田研二が出演決定!

(c)2021「キネマの神様」製作委員会
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 1月に映画化を発表した、山田洋次監督作品最新作『キネマの神様』に沢田研二の出演が決定した。

 3月1日にクランクインし撮影が進められていた本作。物語は過去パートと現在パートにわかれており、3月末に過去パートは撮影終了し、4月から現在パートの撮影に入ろうとしていた矢先、新型コロナウイルスによる肺炎が悪化し、W主演の1人である志村けんさんがご逝去されました。突然の訃報に、山田監督をはじめとするキャストスタッフは動揺を隠すことができませんでした。程なくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされました。

 この作品の撮影を無事に終わらせ、作品を完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、このコロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを行いました。

 かつては同じ事務所の先輩後輩関係で非常に仲が良く、「8時だョ!全員集合」「ドリフ大爆笑」などの番組、共同のラジオ番組「ジュリけん」やコントなどで志村さんと多く共演していた沢田さんが、志村さんの遺志を継ぎ、14年振りに映画出演する。山田監督作品への参加は1982年の『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』以来38年振り。

志村さんから沢田さんにバトンが渡り再始動する本作。映画を映画館で安心して見 ることができる日を願い、キャスト・スタッフが改めて一致団結し、作品の完成を目指します。

 撮影の再開は調整中、公開に関しては当初予定の2020年12月を見送り、2021年を予定。

【コメント】
◆沢田研二
志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。

◆株式会社イザワオフィス代表取締役社長井澤健
長年親交のあった沢田研二さんがご出演されると聞き、志村けんも大変喜んでいると思います。作品の完成を心待ちにしております。

◆房俊介(ふさしゅんすけ)プロデューサー
人生のおかしさや哀しみ、夢や挫折を背負い、繊細な狂気をまとった主人公のゴウ。志村さんは、この役を演じる事をとても楽しみにしておられました。残念でなりません。心からご冥福をお祈り致します。
兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを抱きしめ、取り組んでいただけると思います。

 かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」と仰っております。周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。

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