読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 「夕顔」 志村ふくみ(93)は1997年、「源氏物語」を題材に連作を始める。親交のあった陶芸家・富本憲吉の助言で文学を学び、源氏物語の美意識に刺激を受けたのがきっかけだった。

    2018/02/07 更新


  • 「雪輪屛風(ゆきわびょうぶ)」 1968年、滋賀・近江八幡から京都・嵯峨野へ移り住んだ志村ふくみ(93)は、母の豊(とよ)から独立。その後は、精力的に創作活動をしながら、世界各地を旅して、表現の幅を広げた。

    2018/01/31 更新


  • 「霧」 植物染料にこだわり紬織(つむぎおり)を芸術の域に高めた染織家・志村ふくみ(93)。初期から2003年までの70点を2期で紹介する。

    2018/01/24 更新


  • 小森邦衛「真塗円盆(しんぬりまるぼん)」 漆黒とは、艶(つや)めく黒色のことをいう。漆塗りの本作「真塗丸盆」は、まさに漆黒の奥深さが味わえる一品。

    2018/01/17 更新


  • 三代歌川豊国「両国夕景一ツ目千金」 夕闇を背に立つ女と顔をしかめる男。隅田川沿いの料理屋を描いた浮世絵だ。1枚の絵の中に濃淡のある黒が存在する。

    2018/01/10 更新


  • 「黒織部茶碗(わん)」 力強さや権威、シックなど様々なイメージを持つ黒。本展では、「黒」とその色素となる炭素と鉄に注目。

    2017/12/27 更新


  • 「藤花菊唐草文飾壺(かざりつぼ)」 最盛期、並河の工場には多くの見学客が訪れた。芳名帳に残る名前は、外国客だけでも3千人を超える。

    2017/12/20 更新


  • 下図「御紋付雀山咲図壺(ごもんつきすずめやまぶきずつぼ)台座付」 黒の背景地に咲き誇る黄色いヤマブキ。飛び交うスズメからは、さえずりが聞こえてきそうだ。頸部(けいぶ)の菊紋は、皇室関係からの注文品という証しだろう。

    2017/12/13 更新


  • 「鳳凰文食籠(ほうおうもんじきろう)」 卓越した技術と繊細な意匠で名をはせた京都の七宝家、並河靖之(1845~1927)。没後90年を記念し、初期から晩年までの作品が一堂に集う。

    2017/12/05 更新


  • 「どくだみ」 宮脇綾子(1905~95)はドクダミを愛し、繰り返し作品のモチーフに用いた。

    2017/11/29 更新