読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 三代歌川豊国「両国夕景一ツ目千金」 夕闇を背に立つ女と顔をしかめる男。隅田川沿いの料理屋を描いた浮世絵だ。1枚の絵の中に濃淡のある黒が存在する。

    2018/01/10 更新


  • 「黒織部茶碗(わん)」 力強さや権威、シックなど様々なイメージを持つ黒。本展では、「黒」とその色素となる炭素と鉄に注目。

    2017/12/27 更新


  • 「藤花菊唐草文飾壺(かざりつぼ)」 最盛期、並河の工場には多くの見学客が訪れた。芳名帳に残る名前は、外国客だけでも3千人を超える。

    2017/12/20 更新


  • 下図「御紋付雀山咲図壺(ごもんつきすずめやまぶきずつぼ)台座付」 黒の背景地に咲き誇る黄色いヤマブキ。飛び交うスズメからは、さえずりが聞こえてきそうだ。頸部(けいぶ)の菊紋は、皇室関係からの注文品という証しだろう。

    2017/12/13 更新


  • 「鳳凰文食籠(ほうおうもんじきろう)」 卓越した技術と繊細な意匠で名をはせた京都の七宝家、並河靖之(1845~1927)。没後90年を記念し、初期から晩年までの作品が一堂に集う。

    2017/12/05 更新


  • 「どくだみ」 宮脇綾子(1905~95)はドクダミを愛し、繰り返し作品のモチーフに用いた。

    2017/11/29 更新


  • 「色紙日記」 宮脇綾子(1905~95)は67年から69年まで毎日色紙に日記をしたためた。本展ではそのうちの32点が並ぶ。

    2017/11/22 更新


  • 「鮭」 主婦として3人の子を育てながら、身の回りの古布でアップリケ作品を制作した宮脇綾子(1905~95)。本展では、昨年遺族から同館に寄贈された15作品を含む約50点と資料で、彼女の初期から晩年までをたどる。

    2017/11/15 更新


  • 石川謙二「おわかれ」 メキシコで革命や壁画運動の影響を受け、児童美術教育に尽力した洋画家の北川民次。その北川が、山下清よりも高く評価したのが、石川謙二(1926~52)だった。

    2017/11/07 更新


  • 沼 祐一「ひと(赤い顔の少年)」 知的障害のある子どもたちの一人ひとりの特性を見つめ、能力を養う八幡学園。その教育指導の一環に、図工の科目があった。

    2017/10/31 更新