読んでたのしい、当たってうれしい。

ひとえきがたり

  • 江差駅(北海道、JR江差線) 静かなホームに雪が降り続く。1日に6本しか到着しない列車から、カメラを手にした乗客があふれ出た。

    2014/02/04 更新


  • 新長田駅(兵庫県、JR山陽線) 阪神大震災から19回目の1月17日午前5時46分。駅から徒歩10分ほどの小さな公園で人々は静かに手を合わせた。

    2014/01/28 更新


  • 阿左美(あざみ)駅(群馬県、東武桐生線) 電車を降りて3歩。駅のホームに、縄文時代の住居跡「阿左美遺跡」はある。

    2014/01/21 更新


  • 夙川(しゅくがわ)駅(兵庫県、阪急神戸線) 六甲山地から流れ出る夙川沿いの町々は、閑静な住宅街として知られる。そんな土地柄か、梅田行きホームにある池では15匹ほどの錦ゴイが優雅に泳ぎ、駅の利用者を和ませている。

    2014/01/14 更新


  • 原宿駅(東京都、JR山手線) 初詣者数日本一を誇る明治神宮。今年も三が日だけで316万人が詣でたという(神宮調べ)。その神宮の森に隣接する3番線は、大みそかから正月4日までの5日間だけ使用される、初詣専用ホームだ。

    2014/01/07 更新


  • 美作(みまさか)滝尾駅(岡山県、JR因美線) 〈美作滝尾駅ほど美しい駅は、もう日本のどこにもありません〉。映画監督、山田洋次さんからの手紙が、鍵のかかった駅員室で大切に保管されている。

    2013/12/24 更新


  • 卯之町駅(愛媛県、JR予讃線) 宇和盆地に朝霧が立ちこめる季節。温暖な四国とはいえ、冬場は朝夕の気温が零下になるほど冷え込みは厳しい。標高208メートルにある駅の待合室では、畳1畳ほどの大きさの火鉢が駅を利用する人たちを温めている。

    2013/12/17 更新


  • 梶原停留場(東京都、都電荒川線) 年季の入った和装本や大型の美術書から近刊本や週刊誌まで、本が山のように積み上げられた店から1歩足を踏み出すと、そこはホーム。「梶原書店」と大きく書かれた赤いひさしが停留場の屋根と重なり合う。

    2013/12/10 更新


  • 吉野山駅(奈良県、吉野山ロープウエー) 木漏れ日に誘われて目を上げると、真っ赤に染まった紅葉の海を泳ぐように、2基のゴンドラが行き交っていた。

    2013/12/03 更新


  • 竹田駅(兵庫県、JR播但線) 「前は駅もこんなにきれいじゃないし人もいなかったんですよ」。2、3年ぶりに東京から来たという25歳の女性2人組が、顔を見合わせて笑った。

    2013/11/26 更新