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いま、この時代にこそ⾒るべき!『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』!

夏⽊マリ、⽵中直⼈、萬⽥久⼦、⽯丸幹⼆、⾵吹ジュンらの絶賛コメント到着!

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 1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れる激動のウィーン。17歳の青年フランツが、精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成長していく姿を描く『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』に、各界著名人16名からコメントが到着した。

 本作の原作は、2012年にオーストリアで出版されて以降、社会現象に発展するほどの⼈気からドイツ国内で50万部以上が発⾏されたローベルト・ゼーターラーのベストセラー「キオスク」。本作でフロイト教授を演じたのは『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー~最期の12日間~』などで主演を務めその名を世界に知らしめた名優ブルーノ・ガンツ。遺作となった本作では、ナチスによる抑圧や、老いからくる病に耐えながらも、うぶな青年の人生に華やかな彩りを添える人生の師を演じている。

■夏木マリ
美しい映画...
疑うことを知らない⻘年と成熟した⽼⼈
湖畔の故郷と激動のウィーン
対極の引き合いが夢のように劇的~
悲劇に向かう時代の物語はドキドキするが、
後味が軽やか、原作も読んでみたい、この映画好きです

■⽵中直⼈(俳優・映画監督)
なんてロマンチックな映画だろう。匂いたつ映像の美しさに酔いしれる!
ブルーノガンツ演じるフロイトが素晴らしい!
その佇まいの⾊⾹にも痺れまくる…
監督の眼差しが本当に本当に最⾼!
素敵すぎるファンタジー!

■鎌⽥實(医師・作家)
暴⼒や戦争に負けないエロス。
⼈間には「恋」が必要。
コロナ時代の今、まさに
フロイト先⽣の⼈⽣レッスンが輝く!

■萬⽥久⼦(⼥優)
⾝体が70%の⽔分で作られているならば、⼼体の100%は出逢いで出来上がっていくと思う。
逞しくなる、頼もしくなる、美しくも酷くも・・・無限に広がる⼈間の成⻑を優しく厳しく魅せてくれた。

■綾⼾智恵(ジャズシンガー)
みた夢を書く、それは疑問を呈すること?
フロイトの⾔葉にはなるほど。
フランツは男になった!そしてアネーシュカ、もう⼀回やろぅ!
私は⼥がわからん、あのフロイトも⼥はわからへんらしい。もう⼀回みよぅ!
ps、⺟だからか?私にはチョット切ない映画だ。

■⽯丸幹⼆
社会の理不尽さを知った⻘年の、やり場のない哀しみと憤りは、今、この不安定な時代を⽣きる私たちにも、切実に共有できる感情だ。

■賀来千⾹⼦(⼥優)
混沌とした時代に⼼通わせる⻘年とフロイト教授。
逡巡、熱情、信念。だからこそ終盤に⼀瞬⾒せる、⻘年の笑顔の横顔とフロイト教授の⾔葉が、波紋のように⼼に響く映画です。

■⼩堺⼀機
⼤⼈でも⼦どもでも無い⻘春時代に出会う様々な⼈々、そこから何を得るのか?
誰も⽣きる時代は選べないが⽣き⽅は選べる。
⾃分の名前を誇らしげに告げる主⼈公に胸を打たれる。

■⼀路真輝(⼥優)
⾒終わった時、アッター湖畔の景⾊のように静かに⼼の奥に染み込んでくる。
ナチスが台頭するウィーンで、時代に翻弄されながら成⻑する⻘年の姿と年齢を超えたフロイト教授との関係に感動します。

■俵万智(歌⼈)
若者は、熱くごつごつ成⻑する。
時代は、ひんやりなめらかに変化する。
その⾒事な交差点で、何度も息を呑んだ。

■平原綾⾹(歌⼿)
この映画は最後まで観たほうがいい。ラストで主⼈公がとった⾏動に涙が出た。
どんな時代であろうと、他⼈の⼈⽣を奪ってはいけないのだ。
⼀⽣懸命⽣きること、愛する⼈を幸せにしたいと願うこと。
そんな⼈々が祝福される世界をつくるのは誰でもない、私たちなのだ。

■加藤登紀⼦(歌⼿)
舞台劇を⾒るような濃密な画⾯から、1937年の匂いが⽴ち昇る!
恐ろしい歴史の真っ只中なのに、会話が詩のように美しい。
17歳の少年の⾒る「夢」のシーンに、あの時代のシュールリアリズムが感じられるのも嬉しかった。

■夏⽬深雪(映画批評家)
ナチスはあくまで後景で、17歳の少年の瑞々しい恋や煙草屋の店主やフロイトとの⼼温まる交流がメインだ。だからこそ突然愛する⼈の命や尊厳を奪うナチスの残虐さが浮き彫りになる。
お⾒事! 美しい夢のシーンも必⾒。

■深緑野分(作家)
⼈⽣を味わわせてくれるものを売る店で、教えを受けた若者は⼼と欲求に素直になり、愛を知り、さなぎから蝶になる――ただし、平和な時代であれば。
はじめて吸う煙草のように苦く、湖底のように深い余韻にただ浸る。

■⾵吹ジュン(⼥優)
届かない⼤⼈の思いがやるせない…。
正しい⾔葉を沢⼭拾えているにも拘わらず
それでも違う答えを出すのが17才なのかも。

■ロバートキャンベル(⽇本⽂学研究者)
⼤⼈への階段。よく聞くフレーズだけれどフランツのそれはまるで深い湖の底へと続くよう。
薄暗い影が時代を覆う。抗うことを覚えながらパッときらめく明るく幸せな瞬間もつかんでいく。
先が⾒えない時代に、⼤切な何かを⾒つけてはつかみ、⼿放さないことの美しさを我々に気づかせてくれる⻘春の物語であった。

 7⽉24⽇(⾦・祝) Bunkamuraル・シネマほか全国公開予定

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )

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