ハラミちゃん
hotel the progress インディゴペタル ハラミちゃん紹介の「インディゴペタル」は、見た目も可愛い上に味の違いも楽しめる理想のチョコレートだそう。
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日本人と結婚した祖父は裕福な米国人で、母国や世界各地を訪ねるときも、お抱え料理人を連れ歩いたのね。その料理人が、帰国後に開業したのが「丸太町東洋亭」です。
何種類もの具材をコトコトコトコト煮込んでこして……、と繰り返すこと2カ月。ここまで手間暇かけるデミグラスソースって、なかなか聞かないわね。
ソースは野菜と肉のコクとうまみが溶け込んで、本当に味わい深いの! パンやご飯にソースを吸わせて食べるのもたまらない。メインのお肉よりもこのソースが大好きなくらいね。
祖父には会ったことが無いけど、このビーフシチューを食べていたら好きになっただろうな、とベロで感じるの。初めてこの店に連れてきてくれた父もこれが大好きでした。最近では息子や孫も連れてくるから、祖父から数えて5代目までベロでつながっちゃった! 夫(イラストレーターの故・和田誠さん)と最後に外食をしたのもここで、もちろんビーフシチュー。私にとってこの店イコールビーフシチューなのよ。
「手軽で簡単においしく」を目指す私が考案するのは「シュフ」料理。あちらはプロの「シェフ」料理。マネして作るなんてできないわ。だからはるばる京都に行って、食べたい一品なのよね。
(聞き手・鈴木麻純)
◆京都市上京区桝屋町370(☎075・231・7055)。4400円(要予約)。正午~[後]2時、6時~8時半。原則[火]([祝]の場合は翌日)休み。
ひらの・れみ 料理愛好家、シャンソン歌手。テレビなどで親しみやすいアイデア料理を発信。書き下ろし原稿や写真などを加えて3月に復刊したエッセー「ド・レミの歌」(ポプラ社)が発売中。