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「鉄板焼き 髙見」の豚焼きそば

御喜美江さん
「鉄板焼き 髙見」の豚焼きそば
単身16歳で留学してから47年、ドイツを拠点に活動しています。
演奏家って演奏旅行が多いから、よく食べ物屋さんを知っているし美食家が多い。だから、おいしいものは尊敬する演奏家に聞くに限ります。このお店は指揮者の佐渡裕さんに教えてもらいました。
先日はここのカウンターでお任せのコースを頼みました。その日にある食材で即興的に作ってくれて、最後に出てきたのが塩、しょうゆ、ソースの3種類の焼きそば。
焼きそばってやっぱり庶民的な食べ物ですよね。その前にさんざん豪華な魚介や肉を味わわせて締めに焼きそばなんて、よほど自信がないと出せない。確かにおいしくて、たくさん食べた後なのに焼きそばも食べきりました!
目の前の鉄板で、オーナーがヘラを使ってリズム良く食材を巧みにまとめ上げていく。そのリズム感とハーモニーがまるでオーケストラの指揮者のようなんです。演奏の最後にアンコールのような形で焼きそばを持ってきて、あー、今日の演奏良かったねって。
同じ材料でも作る人の才能次第で味が変わる。それは演奏と似ているように思います。
◆東京都渋谷区広尾3の12の40の2階(問い合わせは03・5766・8120)。
935円(別途お通し代660円)。
午後5時半~翌午前0時(ラストオーダー午後10時半)。
(日)休み。
(2020年2月13日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
前田有紀さん
「PHO RASCAL(フォー ラスカル)」のチキンのフォー
鎌倉に住み始めた3年前、白を基調にした外観に木目調の家具が並ぶシンプルな内装が素敵なお店を見つけ、以来家族でよく食べに行っています。
ナポリタンは実はそんなに好きなパスタではありませんでした。子どもの頃喫茶店で食べた時に量が多すぎたり、ケチャップの味自体も苦手だったりして、ずっと食べていませんでした。ところが、昨年、なじみのこのお店に役者の友人と行った時、その人がたまたま注文したナポリタンを少し取り分けてもらって食べてみたら、とてもおいしかったのです。
新宿で舞台の仕事をしていたとき、新宿のラーメン屋さんでおいしいところ教えて下さいってツイッターで書いたところ、かなり名前があがったのがこのお店なんです。自分で調べて行くのも好きなんですけれど、せっかくなんでみんなの声で聞いてみようと思ったのがきっかけです。
2/26(⾦)公開⽇決定、『MISSミス・フランスになりたい!』
予告映像は「おもちゃの修理者さんになること」「プロのサッカー選手になること」―子供たちが次と“自分の将来の夢”を語る中、9歳の美少年アレックスが自分の夢は“ミス・フランス”であることを明かすシーンから始まる。