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ひとえきがたり

  • 南阿蘇水の生まれる里白水高原駅(熊本県、南阿蘇鉄道高森線) 阿蘇山火口丘にある夜峰(よみね)山の裾野に、田園が広がる。その中を走ってきた列車が、十二角形の屋根を持つログハウス風駅舎の前で止まった。

    2016/03/29 更新


  • 余部(あまるべ)駅(兵庫県、JR山陰線) 城崎温泉駅から普通列車で西へ30キロ。トンネルを抜け、余部橋梁(きょうりょう)に差し掛かった瞬間、眼下に青々とした日本海が広がった。

    2016/03/22 更新


  • 遠野駅(岩手県、JR釜石線) 田園風景を抜けると、重厚な佇まいの駅舎が現れる。欧州の建築様式を採り入れた瓦屋根の2階建て。1950年建造の駅舎は今取り壊し論争の渦中にある。

    2016/03/15 更新


  • 広電宮島口駅(広島県、広島電鉄宮島線) 今年、世界遺産登録20周年を迎える宮島・厳島神社への玄関口。広電の電車を降りた人々が、JR宮島口駅からまっすぐ港へのびる道を歩いてくる人々と駅前ロータリーで合流し、足早にフェリー乗り場へと向かっていく。

    2016/03/08 更新


  • 川村駅(熊本県、くま川鉄道) 観光列車「田園シンフォニー」が到着すると、名誉駅長・下田幸(みゆき)さん(93)が乗客を出迎えた。明るいピンクの口紅と指先のマニキュアがまぶしい。

    2016/03/01 更新


  • 両国駅(東京都、JR総武線) 臨時列車発着用の3番線ホーム。今月4日、そのホームへ上がる階段に華やかなひな人形が登場した。

    2016/02/23 更新


  • 桃源台駅(神奈川県、箱根ロープウェイ) 「これ、どうぞ」。駅の案内窓口を訪れた小学生の姉弟がぱっと笑顔になった。手には折り紙で作った小さな手裏剣。手渡した箱根町観光協会職員の今村真理子さん(50)も思わずほほ笑んだ。

    2016/02/16 更新


  • 弘前駅(青森県、JR奥羽線ほか) 平日午後。にぎやかな笑い声が駅構内に響く。地元の女子高生ら3人が、列車の待ち時間に、男の子のイラストを小さな黒板に描き込んでいた。「暇つぶし」と、はにかんで笑う。

    2016/02/09 更新


  • 間藤(まとう)駅(栃木県、わたらせ渓谷鉄道) 足尾銅山で栄えた渡良瀬川の上流、標高661メートルに位置する駅のホームに降り立つ人はまばらだった。

    2016/02/02 更新


  • 十国峠駅(静岡県、箱根・十国峠ケーブルカー) 熱海市と函南(かんなみ)町にまたがる日金(ひがね)山の山頂。ここから伊豆、駿河、遠江、甲斐(かい)、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の十の国を見渡せたとの言い伝えから十国峠と呼ばれる。

    2016/01/26 更新

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