東京・銀座5丁目、すずらん通り沿いに、木目のファサード(建物の正面)が印象的な建物がある。入り口付近には新鮮な野菜や果物が並び、カウンターではグラスワインを楽しむ人の姿。ここが長野県のアンテナショップだとわかるまでに少し時間がかかりそうだ。
2014年10月にオープンした「銀座NAGANO」は、17年5月に来場者数200万人を突破。銀座の真ん中で長野県の魅力を発信し続けている。
1階はショップスペース。石張りの床は古民家の土間を表現。1段上がった板の間には古材を使い、味わいがある。旬の青果物やジャム、鹿肉の缶詰やソーセージなどの加工品、お菓子やパン、日本酒にワインなど約800種の商品が並ぶ。
2階は信州の別荘をイメージし、鉄平石を使った柱やヘリンボーン張りの木の床がモダンな印象だ。イベントスペースではワイン講座や、おやきなどの「粉もん」づくり講座といった、長野県の暮らしや文化、歴史などをテーマにした催しをほぼ毎日企画。リピーターも多いという。松本のクラフト作家が制作したテーブルとイスがあり、イベント時間外にはカフェとして軽井沢の「丸山珈琲」のオリジナルブレンドを提供している。奥には観光インフォメーションコーナーも。
4階は長野県と首都圏の企業マッチングを支援するコワーキングスペースと移住交流・就職相談コーナーがある。
1階ショップスペースのカウンターでは平日の午前10時半から午後3時に「ご飯とお味噌(みそ)汁セット」(500円)を提供。長野県産の味噌や、冷めてもおいしいという県オリジナル米「風さやか」を味わえる。このほか、おつまみセットや、ソムリエがおすすめするワイン、日本酒も。県出身のスタッフが地元ならではの食べ方も教えてくれる。会社帰りなど「ちょい飲み」に立ち寄ってみては。
(秦れんな)
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【1】グリーンアスパラガス
(300円前後)
長野県はアスパラガスの生産量が全国3位で、出荷時期は3月~9月。やわらかくて甘いのが特徴だ。さっとゆがいてサラダに入れたり、炒め物やホイル焼きにしても。値段はその時仕入れる種類によって異なる。
【2】「森のサファイア」ブルーベリーコンフィチュール(微糖と無糖)
(未来農業計画、いずれも各100グラム、648円)
須坂市にあるブルーベリー農園「森の畑」で作られる「森のサファイア」を使用したコンフィチュール。レモン果汁やゲル化剤、保存料などを一切使用していない。
完熟ブルーベリー本来のさわやかな甘味と、フレッシュな酸味が味わえる。ヨーグルトやパンのほか、無糖は肉料理のソースにもおすすめ。
【3】信州産剝(む)きくるみ
(柳澤、60グラム、702円)
クルミの生産量が全国1位の長野県。
ローストしていない生のクルミは、風味豊かでコクのある濃厚な味わい。そのまま楽しむほか、地元ではすりつぶしてクルミだれにし、クルミ団子やクルミ餅、クルミあえにして食べる。
【4】千曲の干し杏(あんず)
(ヤマサン、120グラム、1080円)
千曲市産のあんずを100%使用しており、市の協議会が選定する「信州千曲ブランド認定品」。
乾燥させることでうまみを凝縮させた。自然なあんず本来の甘酸っぱさが味わえる。体や美容にもいいと女性に人気だという。そのままお茶請けにしても、手作りのケーキやクッキーに入れても。
【5】エステート 龍眼(りゅうがん) 2016 白
(五一わいん、720ミリリットル、1836円)
「善光寺ブドウ」の名で知られるブドウ「竜眼」を原料に、長野県のみで作られているワイン。
辛口ではあるが、ほどよい甘みもあり吟醸酒にも似ている。スッキリとしていて飲みやすいと人気。
銀座NAGANO
東京都中央区銀座5の6の5NOCOビル1・2・4階(銀座駅)
TEL:03・6274・6015
営業時間:午前10時半~午後8時(1、2階のみ)
休み:年末年始
URL:http://www.ginza-nagano.jp
銀座NAGANOスタッフ 山本寛子さん
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