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美博ノート

  • 金銅五鈷鈴(こんどうごこれい) 本作は、密教の儀式で用いられる仏具「金剛鈴」の一種。鈴を振り鳴らすことで仏の注意を引き、歓喜させるという。

    2024/03/13 更新


  • 陶による岩の群 山から削り出したような大きな岩。ゴツゴツとした手触りや重みが感じられるが、実はやきもので、中は空洞だ。鉄などが素材の重量級作品が並ぶ「ハードロック/ヘヴィメタル」のコーナーで紹介されている。

    2024/03/06 更新


  • 置物・人形 ヘラの跡がよく見える、素焼きの人形。本作の作者・月谷初子(1869~1945)は、日本で最初期に洋風彫刻を学んだ陶彫作家だ。

    2024/02/28 更新


  • 円筒深鉢 近現代美術を中心に所蔵する愛知県美術館と、古代~現代の陶磁器専門の愛知県陶磁美術館。両館コレクションを一堂に集める本展では、学芸員が独自の視点で設定した四つのテーマで作品が展示される。

    2024/02/21 更新


  • 尿(いばり)する裸僧 裸の僧侶が鉢に向かって放尿する、強烈な印象の作品を生み出したのは、夭折の洋画家・村山槐多(1896~1919)だ。

    2024/02/14 更新


  • 穴窯の中で金色にゆらめく炎に焼かれているのは、仏教の経典を収めるための経筒。描いたのは、現在の愛知県碧南市出身の美術工芸家・藤井達吉(1881~1964)。七宝、染織、金工、和紙工芸、日本画などジャンルを横断して制作し、刺繡やアップリケを施したびょうぶなど先駆的な作品を生み出した。

    2024/02/07 更新


  • 千手 上部に描かれた白い形は骨か顔か、指で輪を作る仏の手のようにも見える。それをとりまく赤、黄、オレンジは命あるもののよう。岡本太郎(1911~96)が60年代、抽象的なモチーフで呪術的な世界観を描いた作品の一つだ。

    2024/01/31 更新


  • 吉祥文蒔絵振々香合 金色に輝く小づちのような六角柱の振々香合。珍しい形は江戸時代の玩具「ぶりぶり」に由来する。ひもを付けて木の球を打ったり、車輪を付けてひもで引いたりして遊んだという。

    2024/01/24 更新


  • 萬年報喜 老松の枝に止まっているカササギは喜びを告げる鳥。目は生き生きと輝き、開いたくちばしから吉報が聞こえてきそうだ。右下の花は不老長寿を意味するコウシンバラだろうか。

    2024/01/17 更新


  • 古清水扇面平鉢 末広がりの形が繁栄を表す扇は、初夢に見ると縁起が良い「一富士、二タカ、三なすび」に続いて「四扇」とも言われる吉祥の象徴だ。扇形の平鉢に松竹梅が描かれた本作はめでたさを強調する。

    2024/01/10 更新

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