五十三次 府中
日暮れて間もない時分、遊郭の入り口で、ちょうちんを持った女性と馬上の遊客が言葉をかわす。馬の尻にはひもでつるされた馬鈴。「りんりん」とリズム良く響かせながらやってきたのだろうか
二代歌川広重 1859年 36.3×25.2㌢
高浜市やきものの里かわら美術館・図書館蔵