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美博ノート

鳥鈕蓋付台付壺(とりちゅうふたつきだいつきつぼ)

「This is SUEKI―古代のカタチ、無限大!」愛知県陶磁美術館

古墳~飛鳥時代(6世紀末~7世紀初頭) 豊川市桜ケ丘ミュージアム蔵

 鳥が壺に乗っているのではなく、壺の蓋の取っ手(鈕)が鳥の形をしている。鳥の取っ手がついた須恵器は、愛知県を中心に岐阜県や三重県などの古墳から多く見つかっている副葬品だ。

 ここで注目されるのが、岐阜県と滋賀県にまたがる伊吹山で倒れ、三重県亀山市付近で息を引き取ったとされるヤマトタケルノミコトの白鳥伝説だ。
 学芸員の大西遼さんは、「ヤマトタケルノミコトの魂が白鳥になって飛び立ったという神話と、東海地方に多い鳥の取っ手には、関連がありそうです」と話す。
 鳥形のモチーフは、古墳から出土した埴輪(はにわ)や須恵器など、葬送用の土器でよく見られるという。「当時の人々は、鳥は魂を運ぶ神聖な動物だと考えていたのでは」と大西さん。
 本展では、古墳時代から平安時代まで、全国各地の多種多様な須恵器が200点以上並ぶ。

 

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