今月の人

柴咲コウ

特殊メークで「お岩さん」に
「色悪」演じる海老蔵と共演

 「お岩さん」といえば、夏の風物詩でおなじみの「四谷怪談」。その怪談を題材にした三池崇史監督の「喰女―クイメ―」で、スター女優・美雪と、劇中劇のお岩を演じた。

 自分を裏切った夫への思いに縛られるお岩と、恋人でもある相手役・浩介(市川海老蔵)の浮気にさいなまれる美雪。どちらも男に翻弄(ほんろう)される女性だ。「この世で一番怖いのは人の念」と柴咲が語るように、相手への情念が怪奇現象を引き起こし、現実と舞台の世界が次第に交錯していく――。

 「自分が確立していれば、たとえ裏切られるような恋をしても揺らがない」と、瞳をまっすぐに向ける。一方で、「相手に執着する女性心理も理解できる」と柔らかな口調で答えた。

 本作は流血やベッドシーンもあるが、「役者の力を引き出す」と信頼を寄せる三池監督のもと、撮影現場は「体育会系のノリで、基本的に明るかった」。四谷怪談は毒薬で顔が崩れるお岩が有名。最長4時間をかけたこの特殊メークでは、顔が変わっていくことに新鮮味を覚えた。メークをしたことを忘れてトイレに行き、鏡に映った自分の顔に息をのんだとか。

 映画の企画にも携わった相手役・海老蔵について、当初はパワフルなイメージを抱いていたが、実際には自らを前に出すタイプではなく懐に入らせる隙間をあけてくれる人、と評する。本作では「色悪(いろあく)」を演じた。当代きっての二枚目で、非道な敵役(かたきやく)という歌舞伎の役柄だ。「海老蔵さんならではの説得力がありますね」といたずらっぽく笑った。

取材・文/小森風美
 撮影/篠塚ようこ
 ヘアメーク/SHIGE
 スタイリング/小倉由香
 


プロフィール

しばさき・こう
1981年東京都生まれ。2000年に映画デビュー。翌年公開の「GO」で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞。近作に「青天の霹靂(へきれき)」(14年)にヒロイン役で出演。

 


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