登坂淳一さん
サッポロビール「サッポロ クラシック」 のどごしとコクのバランスが絶妙。札幌の暮らしに欠かせなかった1本。
サッポロビール「サッポロ クラシック」 のどごしとコクのバランスが絶妙。札幌の暮らしに欠かせなかった1本。
商売柄よくいただき物をしますが、ちょうだいしたのがきっかけで自分で取り寄せるようになったのはこれだけ。7年ほど前、大阪の独演会でお客様がくださいました。
あとを引く絶妙な塩加減がたまらない。サイズが小ぶりで歯ごたえもいい具合。食べ始めると止まらないから、見かねた女房にいつも手をはたかれます。
包装が気取っていないところもいい。大衆的な落語に通じるので親近感が湧きます。注文からひと月ほど待つこともありますが、手焼きだから仕方ない。
初めての方にはウニ味やチーズ味など定番6種が入った「ミックス」がおすすめ。まあ私くらいになりますと、単品の味を買って好きな風に交ぜちゃう。のり、ごま、紅エビあたりを合わせるとうまいんです。
材料に海の幸が多く使われています。私は東京・築地の魚河岸で働いたことがあるんです。店が当時の四代目三遊亭金馬師匠のひいきで、私も落語に多少なじみができた。昼前に仕事が終わるとふらっと寄席に行くようになりました。
でも、おかしい。私の周りに人が座らない。自分が魚くさいからだと気づいて、着替えて出かけるようにしました。魚河岸で働いていなかったら落語家になっていなかったかもしれません。
(聞き手・中村さやか)
◆大阪府枚方市津田北町3の1の31(☎072・858・8230)。10袋4800円ほか。午前11時~午後5時。不定休。
さんゆうてい・けんこう 落語家。1970年福島県生まれ。98年に28歳で三遊亭好楽に入門し、2008年真打ち昇進。独演会「人形町噺し問屋」を3月13日午後7時と4月17日午後2時、東京都中央区の日本橋社会教育会館で開く。