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美博ノート

アメデオ・モディリアーニ「おさげ髪の少女」

ザ・ベスト・セレクション(名古屋市美術館)

アメデオ・モディリアーニ「おさげ髪の少女」
1918年ごろ、同館蔵

 名古屋市美術館開館30周年を記念し、6千点以上の所蔵品から「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」など四つのテーマで、92点を展示する。

 本作は、20世紀初頭にパリに集った芸術家たち「エコール・ド・パリ」の代表格アメデオ・モディリアーニ(1884~1920)が描いた少女像。

 一目見て彼の作品だとわかる特徴的な、細長い首、アーモンド形の目。真正面を向いた肖像画でありながら、不思議と威圧感がないのは、「ずれやゆらぎといった『抜け感』のおかげ」と、同館学芸員の保崎裕徳さんは分析する。真っすぐなブルーグレーの瞳に対して、かすかに開いた口や、少し曲がった鼻、背景のライン。純粋さと素朴さが同居したその表情に、どこか親しみを覚える。

(2018年10月30日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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