
「人物土偶」
古代中南米文明展(光ミュージアム)
もともと南米の小さな部族社会だったインカ帝国は、周辺に栄えたいくつもの文化を15世紀に征服して大帝国となった。その一つがチャンカイ文化(11~15世紀)。ペルーの中部海岸地帯で形成された。ユーモラスな造形の土器や色鮮やかな織物が見つかっている。
写真の土偶は墓から出土した。両手を上げるのは神に祈るポーズで、顔や体の文様は入れ墨。頭部の小さな穴には羽根を差し、当時の人々と同じように飾り付けていたようだ。
当時は貴族階級の人が死ぬとミイラにして、衣装を替えたり、食べ物を供えたり、生きているように扱った。「これによって権威が保持され、政治的にも利用していました。土偶も副葬者を表したのかもしれません」と学芸員の松本庸子さんは話す。
(2019年10月1日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
嗜好品の代表格である「茶」。日本の茶祖とされる鎌倉時代の禅僧・栄西が、中国・宋から茶の種をもたらしたと言われる。本展では、薬としての茶の効用を記した本草書、江戸時代の茶道書や名物茶器の図譜、茶人を題材にした滑稽譚など41点で茶をめぐる文化を紹介する。
2014年に「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞」受賞、代表作「精霊の守り人」シリーズはアニメとドラマで映像化され、海外からも注目されている作家、上橋菜穂子。その新たな代表作であり、2015年の本屋大賞を受賞、シリーズ累計190万部を突破し、大きな話題を集めている小説「鹿の王」が映画化されることが決定。
2019年に開館200周年を迎え、世界最高峰と言われるスペインのプラド美術館の全貌に迫るドキュメンタリー「THE PRADO MUSEUM.A COLLECTION OF WONDERS」(原題)が邦題『プラド美術館 驚異のコレクション』として公開される。
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E5系はやぶさ、N700Aのぞみ等実在する新幹線が変形するロボット「シンカリオン」の運転士となったハヤトら子供たちが、新幹線超進化研究所の大人たちと協力して敵に立ち向かう物語を描いたテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』初の劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』。