読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 「金谷 大井川遠岸」 江戸時代に開かれた五街道の中で、もっとも人の行き来が多かった東海道。その道中、最大の難所といえば、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と馬子唄(うた)にうたわれた大井川だ。

    2017/04/18 更新


  • 「鞠子(まりこ) 名物茶店」 江戸・日本橋から京・三条大橋まで約492キロメートル。「東海道五拾三次」は浮世絵師、広重(1797~1858)の代表作だ。

    2017/04/12 更新


  • 「樹海 #1609」 アメーバ、サボテン、深海生物……。いや、もっとえたいの知れない何物か。吹きガラスで制作された高さ88センチのオブジェだ。

    2017/04/04 更新


  • 「ゆらぎ 1-2」 ガラスの中で、淡い青緑色のカーブ模様が幾層にも重なる。見る角度や光の反射により、表情が様々に変化するオブジェ。

    2017/03/28 更新


  • 「Floating Ⅱ」 ひざを抱えるようにして座り、柔らかな表情を浮かべる女性。夢を見ているのだろうか。それとも、鼻歌を口ずさんでいるのだろうか。

    2017/03/21 更新


  • 「千歳山の蟇(ひき)図」 陶芸だけでなく書画にも親しんだ半泥子(はんでいし)。本作はヒキガエルを描いた最晩年の作品で、自画像だという。

    2017/03/14 更新


  • 「呼継茶碗(よびつぎぢゃわん) 銘 ねこなんちゅ」 上からのぞくと、黄褐色の皿が見える。拾ってきた古瀬戸の欠けた小皿に、自邸があった津市の千歳山の土を使って上部を継ぎ足した本作。

    2017/03/07 更新


  • 「高麗手茶碗 銘 雅茶子」 「閑(か)く恋慕(れんぼ)」「猿のしり」「ぼたもち」など、親しみやすい銘(作品の名前)が付いた茶碗(ちゃわん)が並ぶ。

    2017/02/28 更新


  • 「雪残る」 新潟県南西部に位置する妙高山。秀麗な姿は、越後富士とたたえられ、日本百名山の一つに数えられる。かつては「越の中山」とも呼ばれ、渡り鳥が道標(みちしるべ)にしたという和歌も詠まれた。

    2017/02/21 更新


  • 「富嶽」 濃藍色の空――白雪が覆う山容には、金雲もたちこめる。本作は、自然風景の豊かな表情を端正に描く日本画家、中路融人(なかじゆうじん)の作品だ。

    2017/02/14 更新