読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 曾我蕭白(しょうはく)「李白酔臥図屏風」 「夜」は恐ろしい闇だけでなく、楽しい娯楽の時間でもある。この作品は李白の詩「友人会宿」を下敷きにした一作。

    2015/06/10 更新


  • 谷中安規「瞑想氏」 インスピレーションや集中力が増す「夜」。本展は、そんな「夜」を切り口に、所蔵品約120点で夜が育む想像力の不思議に迫る。

    2015/06/03 更新


  • 「丸〆猫(まるしめのねこ)」 招福のシンボルとしておなじみの招き猫。だがその起源はよくわかっていない。

    2015/05/27 更新


  • 歌川国芳「流行猫の曲鞠(まり)」 1841(天保12)年から翌年にかけ、江戸では歌川国芳を中心に猫を題材にした戯画が多く描かれ、大流行した。役者の顔を猫に見立てたり、猫が擬人化されたりと、ユニークで多彩な作品が生み出された。

    2015/05/20 更新


  • 歌川国芳「荷宝蔵(にたからぐら)壁のむだ書」 江戸時代後期の「猫ブーム」をたどる本展。浮世絵を中心に約200点で、身近な生き物、猫の多様な姿を紹介する。

    2015/05/13 更新


  • クロード・モネ「睡蓮」 仏ジベルニーの自邸の池を描いた連作の代表作。モネが愛し収集した歌川広重の「東海道五拾三次」や葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のような連作の手法に、着想を得たのかもしれない。

    2015/04/22 更新


  • ゴッホ
    「子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」
    ゴッホは1888年にパリから南仏アルルに移り住んだ。そこから画家ベルナールに宛てた手紙に「陽光に満ちあふれた景色は、日本の版画で見る風景のようだ」と書いたという。

    2015/04/15 更新


  • 「インクスタンド」 19世紀後半から20世紀初頭、日本の浮世絵や工芸品の構図、色彩、装飾模様は西洋美術に変革をもたらした。この動きがジャポニスムだ。

    2015/04/08 更新


  • 渡辺豪「Aevum」 展示室で涼しげな視線を感じる。まばたきの後の目の動きのなまなましさに映像に釘付けになった。

    2015/04/01 更新


  • ワンゲチ・ムトゥ
    「エイリアン・オーⅤ」
    うっとりと目をつぶる女性。しかし、よく見ると赤と青に彩られたまぶたは殴られた痕のようでもある。

    2015/03/25 更新