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美博ノート

  • 「土に還(かえ)る」 「土に還る」シリーズは、鯉江が30代で注目された陶のオブジェだ。モチーフは鯉江自身の顔。今展の出品作は3点連作で、時と共に顔の形が崩れ落ちて「土に還る」様を表現した。

    2015/07/22 更新


  • 「花瓶」 愛知県常滑市に生まれた陶芸家の鯉江良二(1938~)。陶のオブジェで注目を集める。今展は「自分史」と位置づけ、自身が創作の原点と語る器を中心に集めた。

    2015/07/15 更新


  • 琅玕釉(ろうかんゆう)蟹付花瓶 花瓶のふちに爪をかける1匹のカニ。周りに装飾がない分、カニのリアルさが一層きわだつ。陶工、初代・宮川香山(こうざん)が最晩年に手がけた作品だ。

    2015/07/08 更新


  • 「パリッシー・ウェア」 ヘビや蛾(が)、カタツムリなどの生き物がまるで生きているように高浮彫(たかうきぼり)で絵皿に表現されている。中世・ルネサンス期に活躍したフランスの陶工ベルナール・パリッシーの作品を復刻した。

    2015/07/01 更新


  • 宮川香山「崖に鷹大花瓶」 明治期に超絶技巧で世界を驚かせた名陶工の初代・宮川香山(こうざん)。作品のほとんどが海外に輸出されたため「幻の焼き物」と呼ばれたが、近年コレクターの手により国内へ戻りつつある。

    2015/06/24 更新


  • 橋本平八「弱法師(よろぼし)」 想像力を育む「夜」に焦点を当てた本展。夜が題材の作品だけでなく、作品の背景の物語に白昼夢のような幻が登場するものもある。その一つが、高さ約40センチのこの木彫だ。

    2015/06/17 更新


  • 曾我蕭白(しょうはく)「李白酔臥図屏風」 「夜」は恐ろしい闇だけでなく、楽しい娯楽の時間でもある。この作品は李白の詩「友人会宿」を下敷きにした一作。

    2015/06/10 更新


  • 谷中安規「瞑想氏」 インスピレーションや集中力が増す「夜」。本展は、そんな「夜」を切り口に、所蔵品約120点で夜が育む想像力の不思議に迫る。

    2015/06/03 更新


  • 「丸〆猫(まるしめのねこ)」 招福のシンボルとしておなじみの招き猫。だがその起源はよくわかっていない。

    2015/05/27 更新


  • 歌川国芳「流行猫の曲鞠(まり)」 1841(天保12)年から翌年にかけ、江戸では歌川国芳を中心に猫を題材にした戯画が多く描かれ、大流行した。役者の顔を猫に見立てたり、猫が擬人化されたりと、ユニークで多彩な作品が生み出された。

    2015/05/20 更新