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東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
錦絵が世間に広まったころ、個性的な絵師が現れた。東洲斎写楽は、それまで役者絵の題材は主役級ばかりだったのを脇役も含めて描いた。
2015/09/16 更新
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鈴木春信「やつし芦葉達磨(ろようだるま)」
江戸時代の中ごろ、趣味人の間での意匠を凝らした絵暦の交換会をきっかけに、多色刷木版画(錦絵)が誕生する。鈴木春信はその立役者の一人。
2015/09/09 更新
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葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」
今から250年前、多色刷りの浮世絵版画は誕生した。本展では米フィラデルフィア美術館のコレクションから150点を厳選し、時代ごとに展示して歩みをたどる。
2015/09/02 更新
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今村文「温かい家」
根っこまで乾かした、押し花のような風合い。本作は、若手現代美術家の今村文(ふみ)さんが描いた花の絵。
2015/08/26 更新
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渡辺英司「常緑」
ありふれた市販の人工芝。よく見ると、芝生が無造作にのびている!名古屋市を拠点に活動する現代美術家・渡辺英司さんの本作。プラスチック製の芝糸をところどころペンチで引きのばし、天然芝が自然に成長しているかのように見せた。
2015/08/19 更新
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パウル・クレー「植物のシンボル」
古来、植物は成長や生命力を象徴するものとして表現されてきた。7日から始まる「芸術植物園」展は、古代の文様から現代アートまで、さまざまな「植物」を陳列する。
2015/08/05 更新
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「英国手茶盌(わん)」
本作はイギリスのウェールズで制作された。左右非対称のゆがんだような形、緑がかった色は、織部のような風合い。
2015/07/29 更新
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「土に還(かえ)る」
「土に還る」シリーズは、鯉江が30代で注目された陶のオブジェだ。モチーフは鯉江自身の顔。今展の出品作は3点連作で、時と共に顔の形が崩れ落ちて「土に還る」様を表現した。
2015/07/22 更新
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「花瓶」
愛知県常滑市に生まれた陶芸家の鯉江良二(1938~)。陶のオブジェで注目を集める。今展は「自分史」と位置づけ、自身が創作の原点と語る器を中心に集めた。
2015/07/15 更新
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琅玕釉(ろうかんゆう)蟹付花瓶
花瓶のふちに爪をかける1匹のカニ。周りに装飾がない分、カニのリアルさが一層きわだつ。陶工、初代・宮川香山(こうざん)が最晩年に手がけた作品だ。
2015/07/08 更新