「麺創研 紅 国分寺店」の鬼紅(おに・くれない)らーめん 東京・国分寺で生まれ育ちました。
純烈を結成する前、俳優として活動していた頃によく通ったお店です。横浜市内に暮らしていて、友人が連れて行ってくれました。
塩味ベースのスープには唐辛子がたくさん浮いていて、真っ赤。とても辛そうな見た目ですが、とじられた卵がマイルドに包み込んでくれます。ニンニクが利いたトッピングのひき肉と、モチモチした麺が絡み合い絶妙なおいしさです。
最初は辛さレベルがわからなくて「普通」にしたんですが、物足りず。次に「中辛」を、最終的に「大辛」に落ち着きました。
当時は20代前半。オーディションを受けては落ち続ける日々で、お金もなかった。役者仲間と一緒に行っては「じゃんけんで負けた人がおごる」なんてゲームをやっていました。僕も何度かごちそうしましたよ。チャーハンとぎょうざも必須で、みんな同じように頼むから、結構なお値段でした。
横浜で何店舗か回りましたが、作り手によって味が違う気がして。やはり初めてを味わった駒岡店が、僕にとっての一番。思い出がつまった味を忘れたくなくて、なかなか他の店舗に踏み出せないでいました。
ファンの皆さんにも大辛を召しあがっていただきたいです。「裕ちゃんが食べてるって言うから挑戦してみたけど、辛いね」って言いながら麺をすすっていただくのも、きっと素敵な思い出になりますよ。
それからというもの、お店のおかみさんがコンサートに来てくださるようになりました。マネジャーとコンサート終わりに
(聞き手・田中沙織)
◆駒岡店 横浜市鶴見区駒岡1の27の5(問い合わせは045・573・8503)。
930円(税込み)。
午前11時半~午後3時、午後5時~翌午前2時。(水)、第3(火)休み。
関東、長野、宮城で44店舗を展開。
しらかわ・ゆうじろう
1976年生まれ、横浜市出身。2007年に結成したムード歌謡グループ「純烈」のメンバー。
2018年にNHKの紅白歌合戦に初出場。
東京・明治座で3度目の座長公演「明治座新春純烈公演」(来年1月7~28日)を上演予定。チケット発売中。