藤山扇治郎さん
とんかつ大喜 脂身の少ないロース定食 とんかつって、僕の中で一つのジャンルとして確立していて、たまに必ず食べたくなります。
とんかつ大喜 脂身の少ないロース定食 とんかつって、僕の中で一つのジャンルとして確立していて、たまに必ず食べたくなります。
かつて、自分の中でカレーうどんブームがありましてね。いろいろ食べ比べましたが、「駒沢屋」が一番。旧店名の「中川屋」の時から20年以上通っています。
麺がツルッとしてモチモチ。スープは3種のかつお節と昆布でだしをとり、スパイシーな中に和の風味が生きている。注文が入ってから1杯ずつ、煮込みすぎないように作っているのもおいしさの秘訣(ひけつ)かな。
トッピングはちくわ天かいんげん天。揚げたてをスープに浸すと最高のおかずになります。「白めし」も欠かせません。れんげの上にのせ、スープにじゃぽんと投入するのがジョニ男流。味のしみた具材の油揚げと一緒に食べると「カレーおいなりさん」風に。食へのこだわりは、タモリさんの運転手時代に教わった酒とさかなのたしなみが根底にあるのかもしれませんね。
昔は夜、後輩とお笑いについて熱く語りながら飲んで締めに頼んでいました。今は昼に、妻とカウンターでトッピングを交換しながら食べるのが定番です。
私にとってここのカレーうどんは「癖になる、控えめな友達」のような存在。多くを語らないけれど、また会いたくなる中毒性がある。人生、こういう店があるかで豊かさが変わりますよね。私が死ぬまで……いや、あと40年は続けてほしいです。
(聞き手・片山知愛)
◆東京都世田谷区上馬4の4の2(☎03・5433・2030)。730円。午前11時半~午後3時、午後6時~翌午前1時。年末年始休み。