読んでたのしい、当たってうれしい。

春風亭昇太さん
歯舞漁業協同組合 はぼまい昆布しょうゆ贅沢仕上げ

 今年の春、大学を卒業しまして。かつて4年生の途中で中退した東海大学の人文学部に再入学して、1年半かけて無事卒業することができました。

 去年の夏、大学のフィールドワークで北海道根室市を訪ねて昆布漁をしましてね。船に乗って昆布を採って、夜は大学の関係者と地元の居酒屋へ。そこにこのしょうゆがあったんです。店の人に勧められて、冷ややっこなどにかけたら抜群においしい。昆布のだしが利いていてコクがあるの。

 買って帰ったら、うちの妻の反応は最初薄かったんだけど(笑)、使ったらとても喜んでくれて。

 卵かけご飯にかけるのは最高。先日はチャーハンを食べていて、途中でかけたら「味変」して、これまた面白かった。

 実際に昆布を採ってみると、スーパーで売っている昆布が高いと思わなくなったね。さおで昆布を1本1本採って、それを並べて天日に干して、乾燥機でも干して、切って目で選別するーーと、ものすごく手間がかかっている。この苦労を知ったから、昆布が一層味わい深く思えるね。

 大学に通ったのもそうだけど、落語以外のことをたくさんやりたいと思っている。師匠も「何でもやりなさい」という考えでした。それで今月からお芝居にも挑戦させてもらいます。

(聞き手・阿部毅)

 

  ◆北海道根室市歯舞4の132の2(☎0153・28・2301、平日午前9時~午後4時)。1本(200㎖)335円、6本入り2009円ほか。直販所サイト(https://shop.habomai-jf.jp)で販売。送料、手数料別。

 


 

 しゅんぷうてい・しょうた 落語家。1959年、静岡市生まれ。82年に春風亭柳昇に入門。文化庁芸術祭(演芸部門)大賞などを受賞。現在、落語芸術協会会長。31日に開演する東京喜劇・熱海五郎一座「仁義なきストライク~弾(はじ)かれた栄光と約束のテンフレーム~」(新橋演舞場。6月24日まで)に出演。
 
(2026年5月28日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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