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美博ノート

「色紙日記」

日常を綴る 宮脇綾子展(清須市はるひ美術館)

「色紙日記」

 宮脇綾子(1905~95)は67年から69年まで毎日色紙に日記をしたためた。本展ではそのうちの32点が並ぶ。

 67年12月2日付けの本作は、干し柿の作品を制作した日に書いた。「柄を合せてへたを三角に切る」など作り方を詳細に記しており、几帳面(きちょうめん)な人柄であったことがうかがえる。

 制作で余った布を、1センチに満たないものまできれいに組み合わせて貼っているのが印象深い。彼女は画家の宮脇晴と結婚して義母からものを大切にする心を学び、作品作りにも生かしたそうだ。

 そのほか、松坂屋名古屋店の藤田嗣治展を見に行ったエピソードや、カラーテレビを初めて購入した話など、27年に嫁いで、終生名古屋で過ごした彼女の暮らしぶりを垣間見ることができる。

(2017年11月21日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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