美博ノート

「四十九日」

小松美羽展(一宮市三岸節子記念美術館)

 鮮やかな色使いで神獣や守護獣などを描き続ける現代美術家・小松美羽(1984~)。大胆な筆致の中にも細密に描き込む作風の原点には、美術大学時代に学び、制作をしていた銅版画がある。

 本作は祖父の死を機に、20歳の時に制作した銅版画作品。魂がラクダのようなものに乗って、死後の世界へ旅に出る姿を描いている。先導するのは祖父の死の2年前に亡くなったペットのウサギ「ラビちゃん」の魂。ウシのような姿をしているのは地獄の門番で、道を通すのに適当でない者はのみ込んでしまうという。

 独創的な世界を表現した本作は、銅版画家としての代表作になるが、「ここにとどまらないという決意から、原版は作家が断腸の思いで切断しました」と学芸員の伊藤和彦さんは語る。

(2019年7月16日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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「セーヌ河畔」

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ヤマザキマザック美術館の創立者、故・山崎照幸氏は、画家の木村忠太(1917~87)を高く評価し、油彩の大作3点を購入した。

「デュルシュ通り」

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「呼ぶ」

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伊勢神宮に奉納された作品は神宮美術館に所蔵されるものの、あくまで神への献納品。「当館に納められること自体が、祈りの行為に基づきます」と学芸員の瀬戸裕子さんは話す。

「紬織(つむぎおり)着物 青垣」

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植物染料にこだわった紬織を手がける人間国宝の染織家、志村ふくみ(95)。「自然への畏敬の念を持ちながら制作する姿勢は祈りそのもの」と学芸員の瀬戸裕子さんは話す。

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三遊亭兼好さん(落語家) 「運動靴と赤い金魚」(1997年) 

私の描くグッとムービー

三遊亭兼好さん(落語家)
「運動靴と赤い金魚」(1997年) 

ゲラゲラと笑って見るのが好きな人間でしてね。でも、この映画は私が28歳で入門して間もない頃かな、妻がDVDで借りてきたのを一緒に見て、幼い兄妹と家族の温かさに胸を打たれた作品です。

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