読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 「二世市川門之助 伊達の与作」 江戸の生活や風俗を写した浮世絵版画。隆盛を誇った寛政6(1794)年、彗星のごとく現れたのが、いまだ謎の多い絵師、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)。

    2020/03/10 更新


  • 「松葉楼粧ひ 実を通す風情」 小首をかしげて筆を執るのは、江戸・吉原の遊女粧ひ。恋文なのだろうか。にやりとほくそ笑み、ゆるんだ口もとからは舌をのぞかせている。

    2020/03/03 更新


  • 「円覚寺舎利殿(えんがくじしゃりでん)組物原寸模型」 約1300年前の木造建築が残る日本。長持ちの秘訣は、破損しても分解して修理できるよう、構造の要に釘を使わないことだ

    2020/02/25 更新


  • 「梻嵌装長方箱(たもがんそうちょうほうはこ)」 日本には「うつくしきもの」をつくり、愛でる文化が息づく。木材を組み合わせてつくる「指物」もその一つ。

    2020/02/18 更新


  • 「錦帯橋模型」 森林に恵まれた日本。古来、木材を組む工法「木組」で、小物入れから大規模建築に至るまで、様々なものをつくり上げてきた。

    2020/02/05 更新


  • 「六月の光」 異国の地で「描くこと」と向き合い続けた画家・木村忠太(1917~87)。36歳で渡仏して以来、帰国したのは一度だけだが、フランス語は全く話せなかったという。

    2020/01/28 更新


  • 「セーヌ河畔」 ヤマザキマザック美術館の創立者、故・山崎照幸氏は、画家の木村忠太(1917~87)を高く評価し、油彩の大作3点を購入した。

    2020/01/21 更新


  • 「デュルシュ通り」 フランスで暮らし、南仏やパリの風景を描きながら、光の表現を追究した画家・木村忠太(1917~87)。

    2020/01/14 更新


  • 「呼ぶ」 伊勢神宮に奉納された作品は神宮美術館に所蔵されるものの、あくまで神への献納品。「当館に納められること自体が、祈りの行為に基づきます」と学芸員の瀬戸裕子さんは話す。

    2020/01/07 更新


  • 「紬織(つむぎおり)着物 青垣」 植物染料にこだわった紬織を手がける人間国宝の染織家、志村ふくみ(95)。「自然への畏敬の念を持ちながら制作する姿勢は祈りそのもの」と学芸員の瀬戸裕子さんは話す。

    2019/12/24 更新