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私の描くグッとムービー

中川大輔さん ロングインタビュー

 美術大学在学中に雑誌「メンズノンノ」の専属モデルとなり、現在はドラマやバラエティー番組など幅広く出演している俳優の中川大輔さん。中川さんにとって、絵を描くことは自身の俳優業に様々な影響を与えてきたそう。絵を描くことも、演じることも、共通しているのは「表現すること」。中川さんと絵のつながりを探ってみました。

(聞き手・大石裕美)

 

Profile

中川大輔

 なかがわ・だいすけ 1998年、東京都出身。「メンズノンノ」専属モデル。2017年に俳優デビューし数々の映像作品に出演。

 

*中川大輔さんは6月19日(金)朝日新聞夕刊「私の描くグッとムービー」に登場。

 

――絵を描くことが好きになったきっかけは。

 小さい頃から漫画が好きでした。小学生の時は、「ワンピース」「ナルト」「BLEACH」が週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていて、ずっと登場人物の手を描いたり、「ドラゴンボール」のベジータを描いたり。昔から漫画の模写をしていました。

 漫画家を目指していた時期もあって、大学1年の時に週刊少年ジャンプの編集部に絵を持ち込んだことがあって。そこで編集者の方から「絵がうまくなるよう、ジャンプの作品を模写してきなさい」という修行期間を1年ほど与えられたんです。「鬼滅の刃」や「ブラッククローバー」などの作品を1話ずつ模写するという課題を下さりました。すごく勉強になりましたね。

 

中川さんが使用している画材

 

――一方で俳優業にもご興味があったと。

 父が映画好きだったので、その影響で映画を幼い頃からよく見ていました。面白い映画を見た後に「俺もこういう作品を創りたいな」という気持ちが強くなっていったんです。監督なのか、脚本家なのか、俳優なのかということは全く思い描いていなかったのですが、「作品を創ってみたい」という気持ちはずっとありました。

 

――俳優ではなく、絵に関連したお仕事を選ぼうという気持ちはありませんでしたか。

 自分に合っている仕事は俳優業だと気づくタイミングがありました。大学では建築を勉強していましたし、漫画を描いていた時期もあるのですが、俳優は家で一人台本を読んで演じる役について考える時間があれば、現場でキャストやスタッフの方々と一つの作品を創る楽しさもあります。僕は現場がとても好きで。休憩時間に色々な人と話すのが楽しいですし、クリエイティブな部分のある仕事で、チームワークも必要。俳優業に挑戦した結果、「自分には合っている」と分かったんです。

 

――絵は普段、どのような時に描きますか。

 ドラマや映画の作品に入る前に、自分の役をイメージして描くことが多いかもしれないです。役へのイメージが言葉でなかなか言い表せない時、絵で表現することがあります。特にメインの役をいただいた時に描くことが多いです。

 

ビターズ・エンド ©2008 『ぐるりのこと。』プロデューサーズ

 

 

――「私の描くグッとムービー」では、猫をモチーフにイラストを描いていただきました。

 好きな映画を聞かれて、「ぐるりのこと。」がぱっと浮かびました。絵を描くにあたって見返したわけではなく、記憶の中に残っていたイメージが温かいものでした。法廷のシーンなど見ていてつらくなる場面もありますが、だからこそ明るくなってきた夫婦2人の気持ちに自分もなったような、晴れやかな気持ちを感じた作品でした。今回、イラストは水彩で描いたのですが、映画に登場する夫も法廷画家で、水彩で描いていたので合わせてみました。

 俳優が演技をすることに対して不思議な感覚を持たれる方もいらっしゃるかと思います。僕自身、幼い頃に役者さんが泣く演技を見て不思議に思っていたので。今は一つ一つ真剣に役について考えて、演じる目的ががちっとはまって、丁寧に作品を創りたいと強く思うようになりました。自分の演技で、見ている人にポジティブな影響を与えられたらいいなと思います。

 

中川大輔さん公式インスタグラム

 https://www.instagram.com/nakagawadaisuke_official/

 


 

  

映画「ぐるりのこと。」

7月24日(金)よりシネマート新宿、シネスイッチ銀座、渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開

 

▼私の描くグッとムービー・中川大輔さん
https://www.asahi-mullion.com/column/article/dmovie/6976

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