読んでたのしい、当たってうれしい。

ウー・ウェンさん
Argento Sandwich&Espresso
自家製フォカッチャサンドイッチ ターキー&モッツァレラ

 京都に住むお友達が紹介してくれたお店です。京都は小麦粉の町かと思うくらい、パン屋さんが多い。私が生まれ育った北京も小麦がおいしいんですよ。

 サンドイッチは主食、主菜、副菜が全て一つになった料理。このサンドイッチは、イタリア産の小麦を使ったフォカッチャがさくっとかみ切れて、かめばかむほど生地の甘みが増す。地元産のトマトなどの野菜は水っぽさがなく、素材の味が楽しめます。ピクルスやモッツァレラチーズも自家製で、酸味が絶妙です。

 具が多すぎず、かといってパンが余ることもなく、バランスがいい。食べ応えがあるので、半分だけ店内で食べて、半分は持ち帰ることも。ハンバーグなどのお総菜も販売しているので、「今日はお料理を作りたくないな」と思ったら、買ってお皿に盛りつけるだけなんて日もあります。

 京野菜を使いたくて、2024年から、京都でもレッスンを開いています。東京のサロンで教えた料理でも、食材を京都の地物に変えるだけで違う仕上がりになるのが面白いんです。

 自分が好きな味と出会うと体が喜んでいることが分かります。おなかいっぱいになればいい、というのではなく自分の心が豊かになるものを考えて食事を楽しみたいですね。

(聞き手・大石裕美)

 

 ◆京都市左京区北白川久保田町64の12(☎075・275・0258)。1870円。正午~午後6時(ラストオーダー)。原則金曜休み。


 

 料理家。1963年、北京生まれ。90年に来日し、97年に東京でクッキングサロンを開設。ラジオやテレビなどに多数出演。著書に「ウー・ウェンの100年スープ」(主婦の友社)など。

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